おりことさん


タンッシュッタンタンッ、タンッシュッタンタン.....と、

心地よいリズミカルな音が町屋に響き渡ります。

一段一段想いを込めながら織っていく光景は

まるでつるの恩返しさながらです。

「つづれ織工房 おりこと」さん。

代表の森 紗恵子さんに工房をお見せいただきたいとお願いしたところ

快諾してくださったので先日お伺いしてまいりました。

森さんは8年つづれ織工房でつとめた後3年前に独立され、

新たな先生のもとでつづれ織の技術にさらに磨きをかけながら、ご自身の町屋造りの

素敵な工房でお坊さんの袈裟や、帯、つづれ織の技術を用いたアクセサリー等を

制作していらっしゃいます。

この日は興味はあれど知識のない私に、つづれ織とは何かということを丁寧にご説明していただきました。

上の写真は、つづれ織に使用される道具の一部です。絹糸を通してあるものが杼(ひ)、

櫛のような形状のものが筋立てという道具です。

ちなみに白い糸が径(たて)糸で赤や金色の糸が偉(よこ)糸になります。

つづれ織は、通常の織物よりもより角度を斜めに偉糸を張ることによって、径糸の間に

緯糸が多く含まれるようになり、鮮やかさな彩りが得られるのだそうです。

また、写真のようにヤスリで爪をギザギザにして細かい部分を掻いていきます。

見えているのは裏面で、表は手鏡を使って確認をされていました。

また、糸の撚りを一旦ほどいて、違う色の濃さの糸(こちらも一旦撚りをほどいたもの)

とまた撚り直して中間色を作ったりなどとても丁寧な作業をされています。

そうすることにより自然な色のグラデーションができるとのことです。

森さんに手織りの魅力を尋ねたところ「手織りは糸の張り方が大事。織る人のくせや経験が如実に現れるのでプレッシャーもあるが、細やかな表現やお客様の要望に柔軟に対応でき対話を重ねながら織り上げていくのが手織りの魅力です。」とおっしゃっていました。

本当に繊細で美しいお仕事、より多くの方に知っていただきたい、

また文化として先々まで伝わり続けていってほしいと心から思います。

つづれ織りにご興味のある方はおりことさんの下記おりことさんのHPまで

つづれ織工房おりこと

http://www.oricoto.com/

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