知酒聞酒の会


先日、知人からご招待頂き、びわ湖大津プリンスホテルの日本料理清水で開催されている、知酒聞酒(ちしゅもんしゅ)の会に参加しました。

知酒聞酒の会とは、この会に参加している滋賀県の蔵元から1社、自分の蔵で醸している日本酒を5~6種類くらい持ってきてもらって、それに合う日本料理とのマリアージュを愉しむという会です。

今回は滋賀県と三重県との県境、甲賀忍者の里として知られる甲賀市から藤本酒造さんにお越しいただきました。

こちらの蔵元の酒名は「神開」といって、 その昔、「宝一」の名で清酒を造っていたところあまり酒質が良くなく困り果て、当地の「山村神社」のご神託を奉じて井戸を掘ると、 良質の水が湧き出たという言い伝えがあります。 米どころの近江米と醸された清酒が大変美味しかったので、酒名を 「宝一」より「神開」~神様のお告げにより出来た清酒~と名付けたのだそうです。

この日は発売前のお酒や、自動圧搾機で搾らずに、酒袋に醪(もろみ)を詰め、そこからしたたり落ちる酒の雫だけを雫酒という貴重なお酒も並びました。

これはある参加者の方から伺ったお話ですが、昔は京都と滋賀は御神酒徳利と言われ、京都のラベルをつけたほうが売れるからという理由で、滋賀の酒造で作ったお酒を樽ごと京都の酒造に販売していた時代もあったそうです。

しかし時代が地域の特色を活かした農作物作り、ブランド化にシフトしていく中で、作り手の意識も向上し、美味しい地酒がつくられていくようになったとのことでした。今では近江牛、近江米と並んで近江の地酒というのは人々においしいお酒として認知されているかと思います。

最近では外国人旅行客の要望に応え、スペインレストランなどでも日本酒が置かれたりしているようで、藤本酒造さんでも日本料理だけでなくどんな料理にでも合うようなすっきりタイプのお酒も作り始めたということです。

またラベルもレトロなものから書道ちっくなもの、かわいいイラストのものなど見た目にも楽しい工夫がされていました。私は酒造りのことはよくわかりませんが、肝心なところは守りながらも、新しいことに挑戦している姿勢が好ましく映り、もっと知りたいと思うようになりました。

最近日本酒に特化したお店も増えていますし、訪日外国人旅行客の増加で外国人が日本酒に接する機会が増えること、また蔵元の努力により、これから日本酒人口がますます増えていくだろうなと感じられました。

私も今までおいしいおいしいって飲むだけでしたが、今度からは作り手の思いや酒蔵の物語にも少しばかり思いを馳せながらいただこうと思います。

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